ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督の相談役に就任した王貞治コミッショナー特別顧問(68)は29日、マリナーズ・イチロー外野手(35)がWBC第2回大会への出場に、前向きであることを明らかにした。王氏は「イチローとは話をしたけど、前回に出ているし、今回も当然、出るつもりでいます、と言っていた。電話で?

 そうそう」と話し、イチローがWBCへの参加に対して意欲的だと認めた。「向こう(米国)でずっとやっているわけだからね。前回以上に彼の役割は大切になる」と、日本代表の中心選手として期待を寄せた。

 また、イチローがWBC監督問題で「現役監督から選ぶのは難しいでは、本気で最強チームをつくろうとしているとは思えない」と発言したことにも言及。「彼はそういうつもりで言ったんじゃない、と言っていた」と擁護した。

 候補選手の人選、コーチ人事などを話し合う原監督との会談は、やはり日本シリーズ後を考えている。「まずはシリーズに集中してもらってね。シリーズの合間にちょっと構想を練ったりもするだろうけど、基本的には終わってから」と、あらためて示した。