横浜からFA宣言した三浦大輔投手(34)は19日、他球団との交渉が解禁となる20日にも動く準備を整えた。三浦は横須賀市のベイスターズ球場でファーム組織、シーレックスの秋季キャンプ最終日の練習に参加。「(他球団から話があれば)明日話を聞くこともあり得る。こちらは待つだけです」と、先方の動向次第で日程調整する意思を表明。「(FA申請)書類も提出したし(他球団から)話があればじっくり聞いて考えたい」と語った。

 約1時間、ランニングとキャッチボールで軽めの練習を終えると、同僚たちとマウンドを囲んで一本締めに参加。恒例の球場清掃にもシャベルを持って加わった。球場には村上チーム運営部門統括の姿もあった。横浜との再交渉は、他球団との交渉終了後に予定されており、この日はFAについての話はなかった。

 横浜の球団行事として組まれている23日のファン感謝デー、24日の野球教室には参加する予定だ。三浦個人のブログには連日残留を求める横浜ファンの声が寄せられている。「最初から最後まで目を通しています。ありがたいこと」と、神妙に話した。残留の選択肢も残しながら、移籍へ向けた第1歩を踏みだすときが来た。