憲伸さん、メジャーに行くなら結婚を-。カブス福留孝介外野手(31)のチャリティーゴルフコンペが1日、岐阜県内のゴルフ場で行われた。昨年中日から米大リーグへ移籍した福留は、同じく中日からFA宣言し、メジャーを最優先に移籍先を探している川上憲伸投手(33)に“嫁取りのすすめ”をした。

 川上とはエースと主砲の間柄で9年間プレーした。その実力、精神力は熟知している。メジャー志向も知っている。だからこそ「あの人の性格なら大丈夫です」と太鼓判を押した上で1つの助言を送った。「結婚した方がいいんじゃないですか。この間も会った時に言ったんですよ。『憲伸さん、結婚した方がいいですよ』ってね」。福留は昨年メジャー移籍が決まる前に和枝夫人と結婚。長男も生まれた。今季は2人が頻繁にシカゴを訪れ、それが異国の地での支えになった。

 「英語が話せるなら別だけど、日本語で話せる身近な人はすごく大事です」と福留。独身の川上はFA宣言した11月15日の会見では「今は米国でやることに不安もある」とあこがれと同時に不安も明かした。福留のすすめる結婚が、その不安を少しでも解消してくれるかもしれない。

 川上のマネジメント会社は他球団からのオファーについて「ありません」とコメントしたが、もしメジャー移籍となれば対戦する可能性もある。「後悔しないように憲伸さんらしくやってほしい」。2歳下だが、先に海を渡った。メジャー経験者として川上に活躍してほしいからこその言葉だった。【鈴木忠平】