横浜が15日に1回目の契約更改交渉を行う村田修一内野手(27)に対し、最低3年の複数年契約を検討していることが12日、分かった。球団幹部は「複数年を検討している。FA(取得年)をまたぐことになる」と話した。村田は今季で1軍登録日数が通算6年に達した。最短で2年後の10年シーズン中に国内移籍が可能なFA権を取得するため、3年以上を提示する方針だ。最終的には引き留めに成功したが、今オフにはエース三浦とのFA交渉が難航した経緯もある。主砲の流出阻止へ、先手を打つ。

 村田はこの日、横浜市内のホテルで行われた新入団選手発表を訪れ、ルーキーたちと交流した。「FAをまたいでの複数年は考えていません。ずっと単年できてますし」と話した。代理人交渉で臨むが「1月末には決まるでしょう」と、長期戦を示唆していた。