ロッテ瀬戸山隆三球団社長(55)とボビー・バレンタイン監督(58)が、早ければ21日にも会談する可能性が高くなった。この日、千葉市民会館でシンポジウムに出席した瀬戸山社長は「監督が再来日したことは聞いたが、私には直接連絡は入っていません。明日か明後日にも1度お会いすることになると思う」と話した。

 19日に極秘来日したバレンタイン監督はこの日午前中に千葉マリンを訪れ、監督室に数分間立ち寄った。すぐに球場を離れ、社長と接触することはなかった。異例の再来日の理由について、瀬戸山社長は「監督がいろいろ話がしたいということのようです」と説明した。今月上旬、韓国の主砲・金東柱(キム・ドンジュ)内野手について、同監督が球団の了承を得ないまま身分照会したことで、フロント陣との間に生じた誤解を解くためとみられる。

 同監督の任期は来年まで残っており、重光オーナー代行は任期を全うしてもらう意向。バレンタイン監督も「ロッテ永久監督」を望むほどチームへの愛着が深いため、退団に発展する可能性は低い。

 [2008年12月21日7時42分

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