<ロッテ5-12ソフトバンク>◇19日◇千葉マリン

 捨てゼリフを残して、ロッテ・バレンタイン監督はベンチ裏に消えた。3回、竹原の遊ゴロへの判定をめぐって猛抗議。1度はベンチに下がったが、2度目に飛び出していったことで侮辱行為と判断された。捨てゼリフも暴言とされ、2つの理由で日本通算7年目で初めての退場処分となった。

 誤解があった。一塁の東審判は小久保が送球を捕球し、ベースを踏んだ時点でアウトが成立、その後のタッチプレーは必要なしと判断した。しかし、バレンタイン監督は小久保がベースを踏んでいないと思い、タッチプレーでボールがミットからこぼれているのにアウトなのはおかしいと主張した。

 監督室で敗戦を見届けると「チームを守ろうと、責任を果たそうとしたわけだけど、そこには別にルールがある。従わなければいけない」と落ち着きを取り戻していた。球団は20日、コミッショナー事務局に審判の技術向上を求める文面を送付する。

 [2009年4月20日8時51分

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