<中日1-4阪神>◇23日◇ナゴヤドーム

 中日がまさかの逆転負けで、06年8月11~13日以来となる阪神戦同一カード3連勝を逃した。1-1で延長戦に突入し、12回にパヤノ投手(26)が鳥谷に3ランを浴びた。これで、借金生活に逆戻り。24日から敵地東京ドームで試練の首位巨人3連戦に臨む。

 中日の7番手パヤノが、左肩痛発症を申告せず痛恨の決勝3ランを浴びた。延長12回2死二、三塁。鳥谷に132キロの直球をとらえられた。直前に関本を三ゴロに打ち取った際、痛みを感じたがそのまま続投。出場選手登録抹消は確実で「明日病院に行くと思う」と言葉少なに話した。森バッテリーチーフコーチは「一番腹が立つ打たれ方」と、独断で故障を押して続投したことを問題視。落合監督もやるせない笑みで会見場に現れ「今日は何もねえよ。疲れた1日だな。何にも残らねえってやつか。フッフッフ…」と話した。

 [2009年4月24日11時54分

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