広島の新外国人アンディ・フィリップス内野手(32)が、30日の対巨人戦(岐阜)でデビューする。29日、マツダスタジアムの室内練習場で来日後初練習した同選手は、40球程度を打ち込み、鋭い打球を連発。約2週間実戦から離れ、時差ぼけも残るが「もう試合に出る準備はできている。生きた球はしばらく打っていないが、試合の中で修正できると思う」と胸を張った。

 フィリップスの打撃投手を務めたブラウン監督も「すぐにいけると思う。使うならクリーンアップで」と巨人戦でのデビューを示唆。一、三塁のほか二塁、外野と多くのポジションをこなせるため、長打力のあるマクレーンと併用できる「3番レフト」での起用が有力だ。フィリップスは「日本の投手は制球力がいい。打席では我慢強く、自分の打撃をしていきたい」と意欲的。ブラウン監督も「日本で成功できると思う」と広角打法の新助っ人に期待していた。

 [2009年6月30日11時48分

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