阪神久保田智之投手(28)が、16日の中日戦(甲子園)で今季1軍初登板、初先発を果たす予定だ。前日14日に1軍合流。15日は甲子園で調整し「頑張るだけです」と力を込めた。1軍での先発登板は04年5月26日横浜戦以来、約5年ぶり。今季はセットアッパーから先発転向が決まっていたが、2月の沖縄キャンプ序盤に右肩痛で離脱。その後はリハビリを続け、5月にウエスタン・リーグ戦で実戦復帰した。2軍戦6試合で防御率1・67。安定した成績を残し、昇格を決めた。

 17日の巨人戦(東京ドーム)は左臀部(でんぶ)の張りで1軍登録を抹消された岩田に代わり、金村暁の今季1軍初登板、初先発が予想される。2軍戦9試合で4勝1敗、防御率3・02。前日14日に1軍合流し、この日は甲子園でブルペン投球を行った。阪神が先発ローテ再編をはかり、浮上のきっかけを模索する。

 [2009年7月16日10時46分

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