阪神の40歳代選手4人が来季も現役続行の方針が固まったことが17日、明らかになった。球団は8月末の編成会議で来季のチーム編成を討議するが、41歳の金本、下柳、矢野の最年長トリオと40歳の桧山を来季の必要戦力と判断した。

 金本は4番として連続フルイニング出場を1430試合に伸ばす。下柳と矢野の「40歳代バッテリー」は16日巨人戦で史上初の勝利を挙げた。桧山も代打など限られた出番で結果を残している。金本、下柳、矢野の3人はいずれも手術明けのシーズンで、矢野は7月17日まで2軍調整を余儀なくされた。それでも戦列復帰後は年齢を感じさせない活躍をしている。

 球団首脳は「成績が落ちている選手もいるが、チームに与える影響や存在感は無視できない」と明かした。優勝争いから後退し、世代交代の必要性がさけばれる中でも、貢献度の高さから来季も欠かせない戦力と判断している。

 [2009年8月18日8時22分

 紙面から]ソーシャルブックマーク