右肩リハビリ中のソフトバンク新垣渚投手(29)が「摂津先生」を手本にする。14日は福岡市の西戸崎室内練習場のブルペンで変化球も交え50球の投げ込み。「(先月14日に投球練習を再開して以降)これまでで一番良かった」と笑みを見せた。参考にしたのは練習場で顔を合わせたルーキー摂津の「脱力フォーム」。緩やかな動作からリリースの時だけ力を入れることを心がけた。「摂津みたいにね。その方が球数を投げられるし、肩への負担も変わってくる」と手応えを口にした。

 投球を見つめた摂津も「あれだけ力まないで、あんなに速い球を投げられるのはすごい」と絶賛した。新垣は「まだ7分の力で投げているので、全力で投げてみてどうか」と見通しを示した。2歳年下の後輩を見習って、復活への道を探る。

 [2009年12月15日12時0分

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