阪神が春季キャンプで使用する沖縄・宜野座球場のブルペンの観客席が、今春のキャンプで拡張されることが17日、分かった。城島健司捕手(33=マリナーズ)の加入で、連日ブルペンにファンが殺到することは確実だ。キャンプ地も「城島フィーバー」の受け入れ態勢を整えている。

 球場関係者は「城島選手の加入で、例年よりも増やした方がいいということになりました。ファンの方により良い環境で、見てもらいたいというのが一番です」と説明した。「もっと増やせればいいんですけどね。スペースもギリギリなのでね」と最大限の努力で、今キャンプでは最大25席までの拡張を計画。宜野座球場では、08年からファンの要望を受けてブルペン前に観客席を設置した。スペースの制限もあり、初年度は3列で20席を用意。混乱を避ける役割を果たし、見やすさも向上し観客からも好評を得ている。

 城島はキャンプ中、積極的にブルペンで投手の球を受ける方針も示している。昨年は17日間で5万7600人の観客を動員した。城島の加入で今季はさらなる動員が予想される。宜野座球場のブルペンが、この春一番のホットステーションになることは間違いない。

 [2009年12月18日11時24分

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