来季こそ、ノルマ達成や!

 阪神安藤優也投手(31)が、投手陣の奮起を促すために行っている「金本賞」の罰ゲームを、自らパンチパーマに設定した。21日、大阪市内のホテルで行われたファンクラブ対象のクリスマスパーティーに出席。来季も継続されることになった「金本賞」に「またチャレンジさせてもらうよ。罰ゲームはパンチパーマになるんじゃない。丸刈りではもう許してくれないと思う」と少々伸び切った丸刈り頭の髪をかき上げながら?

 苦笑交じりに話した。

 「金本賞」と言えば、複数投手に対してアニキ金本がシーズン成績のノルマを設定し、クリアすれば1個100万円相当の高級腕時計をプレゼントするという勝負事。逆にノルマを達成できなければ(10勝未満)自身を丸刈りにするという罰ゲームが待ち構える。これまでの戦績は2敗1分と分が悪い安藤だが「来年こそは(賞品を)頂きたい。来年は(ノルマ設定が過去の14勝以上から)13勝でやる。それを超えれば自己最多(勝利)だから」と意欲をみせた。

 16日に行われた契約更改では、来季の目標に自身の背番号と同じ16勝を掲げた安藤。08年には腰痛で約1カ月戦線離脱しながら、13勝を挙げた実績を誇る。ノルマ達成も夢の数字ではない。「数字も大事だけど、内容も求めていきたいよね。ジェフ(ウィリアムス)もアッチ(アッチソン)もいないし、来年は可能な限り、1人で投げきりたい」。人生初のパンチパーマ回避に向け、安藤の目は真剣そのものだった。

 [2009年12月22日12時23分

 紙面から]ソーシャルブックマーク