タケシならまだまだできる!

 楽天野村克也前監督(74)が、昨年末に43歳シーズンまでの2年契約を結んだ山崎武司内野手(41)の活躍に太鼓判を押した。昨季はいずれもリーグ2位となる39本塁打、107打点と活躍したベテランに「あいつは大丈夫。体が強いから、まだまだいけるやろ」と、体力の衰えはないと断言した。野村前監督自身も45歳まで現役を続けただけに、真実味満点の予言となった。

 マシンで作られた体ではないからこそ、衰え知らずの馬力がある。練習の合間に若手選手と相撲を取っても、簡単に投げ飛ばす。それでも筋力トレーニングはほとんどせず、日々の練習だけで強い体は維持できている。昨年、休みなく練習した鉄平も「ウエートトレーニングとかしているのは見たことがない」と、持って生まれた馬力に目を丸くしている。

 野村前監督は「(契約は)何歳まで?

 43歳か」と話すと、大した問題でもないような顔を見せた。今季、山崎武はあと37本の通算400号を目指すが、監督業24年の知将からお墨付きがもらえれば、楽々とクリアできそうだ。【小松正明】

 [2010年1月3日7時42分

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