ソフトバンク小久保裕紀内野手(38)が“自己最重量”で帰国した。24日に斉藤、長谷川、村松、岩崎、明石、中村の計7人で自主トレ先の米アリゾナから成田経由で福岡空港へ到着。日焼けした顔で「(状態は)もうほとんどできあがった」と胸を張った。

 旅装に包んだ肉体はパワーアップを果たしていた。体重は昨季のベストからプラス2キロの92キロ。この時期では過去最重量だ。専属の料理人を帯同したこともあり、一時は94キロまで増加していたほど。キャンプで「バットを振れば絞れてくるはず」と自然減を見込んでいるが、長距離砲にふさわしい体に仕上がった。

 自主トレ先では最後の1週間で「現地の人も見たことないと言っていたぐらい」の豪雨に見舞われたが「最初の2週間で貯金できたから」と調整に問題はなかったという。今後はキャンプインまで福岡市内のジムを中心に調整する予定。ひと回り大きくなった背番号9は頼もしい限りだ。

 [2010年1月25日11時34分

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