阪神に新加入した城島健司捕手(33)が、完全自己流調整のフリー特権延長を認められた。4日、4日連続のブルペン通いで第1クールを終了。5日の休日を挟んで全体練習に合流する予定だったが「やりたいことがある」と首脳陣に直訴。和田打撃コーチは「(第2クールの)初日だけ違ったペースになる。2日目から完全に入ってくる」と説明した。

 やり残しがある。この日、杉山の35球、金村暁の54球、江草の60球を受けて第1Cは投手12人で669球を捕球。だがまだ受けていない投手がおり、また雨で調整変更もあっただけに合流を先延ばしにした形だ。

 この日はブルペンで受けた後、同い年の金村暁と意見交換。「(パ・リーグで)嫌というほどあたっているし、いい時も悪い時も知っている。決して直球が速い投手じゃない。意思疎通を間違えると痛い目にあう」と時間を割いた。金村暁の復活も含め、投手陣をいい方向に導く覚悟だ。

 [2010年2月5日11時36分

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