昨季5勝からの飛躍を期す2年目の楽天藤原紘通投手(25)が、内角攻めを貫き通し開幕ローテ枠を死守する。沖縄・久米島キャンプ紅白戦では2試合に先発し岩隈、田中、永井に続く先発陣入り争いの真っただ中にいる。前日15日の試合では身内相手へ厳しい内角球を徹底。2失点も「攻めの姿勢を出せた。テーマ通り投げることができたのは納得です」と収穫を得た。

 制球力で勝負するタイプなだけに、内角へ投げ切れるか否かが生命線だ。「無失点の結果も出さないといけない」と引き締めた左腕に、ブラウン監督は「藤原は前回登板を生かし、進歩している」。キャンプではあと1試合に登板予定。さらなる信頼を勝ち取り栄誉をゲットする。

 [2010年2月17日10時37分

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