<広島5-6巨人>◇3日◇マツダスタジアム

 カープ戦士よ、闘志を出し切れ!!

 広島が悪夢の大型連敗だ。3日、巨人戦(マツダ)は終盤に救援陣が振るわず、逆転負けを喫した。6回に石原が死球を食らった際、野村謙二郎監督(43)がベンチから飛び出し、闘志を見せたが、勝利に結びつかず。指揮官も「ベンチはおとなしかった」と指摘するなど、ガッツを求めた。3月26日の開幕中日戦(ナゴヤドーム)を制した後は投打の歯車がかみ合わず、昨年7月10日~16日以来の6連敗となった。

 1点リードした6回2死走者なしの場面だった。巨人久保が投げた石原への初球が左肩をかすめると、一塁ベンチから野村監督が素早く飛び出した。石原に駆け寄ったあと、巨人ベンチをギロリとひとにらみ。この日、2個目の死球だった。しかも、4回に勝ち越し弾を放った石原への死球だけに、指揮官はナインの反応に物足りなさを覚えた。

 野村監督

 ホームランの後ですから。その辺はね…。わざとじゃないと思うけど、逆にこっちがやっていたら、向こうのベンチは、にぎやかに感情をあらわにして怒っていたんじゃないかと思います。ベンチはおとなしかったですね。

 勢いの差で敗れ去った。中盤までは粘りの攻撃を見せ、4回終了時点で1点をリード。しかし、必勝リレーに入った試合終盤に暗転する。7回2死三塁では小笠原との勝負を横山に託したが、左前への同点タイムリーを許した。大野ヘッド兼投手コーチも「1イニングを投げ切ってもらいたかった。(左投手の投入について)それも選択肢にあったけど、どこにでも(打線に)左打者がいるわけだから」と説明。守護神永川勝が本調子ではなく、苦しい台所事情を露呈した。

 同点で迎えた9回にはミスで自滅した。無死二塁。坂本の送りバントを処理した倉の三塁への送球がややそれ、三塁石井もお手玉。アウトのタイミングだった二走長野を三塁に生かしてしまい、シュルツの暴投で決勝点を許した。

 打線も終盤に反攻したが1歩及ばず、開幕戦で勝利してから痛恨の6連敗となった。野村監督も「今はじっと我慢しなきゃいけない時期かなとも思う。選手がキャンプからやって来たことを信じてやらないといけない」と言う。開幕早々に訪れた正念場。指揮官の信頼には、あふれ出る闘志で応えるしかない。【酒井俊作】

 [2010年4月4日11時43分

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