広島前田健太投手(22)が8日、ロッテ戦(9日、千葉)先発に備え、マツダスタジアムでキャッチボールなどで調整した。7日オリックス戦(福山)で、投手陣が球界史上ワーストとなる10者連続被安打などで21失点した。それでも「前の試合に大敗していれば、それ以上、悪くなることはない。あまり気にしない」と言い切った。

 今季の交流戦防御率は両リーグトップの0・79。無傷の3勝を挙げており、4勝目を手にすれば楽天田中らに並ぶ交流戦最多。シーズンの勝ち星も、自己最多タイの9勝となる。

 広島にとって千葉は、09年6月11日に23失点した嫌な思い出があるが、自分の投球を貫けば怖いものはない。「思い切って行きます。最後で、投げ終わって(登板間隔も)結構空くので」。交流戦ラスト登板で、チームを再浮上させる。

 [2010年6月9日10時49分

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