西武の外国人選手の1軍枠争いが激化する。シーズン途中加入で、5年ぶりに古巣復帰したホセ・フェルナンデス内野手(35)が週明けにも試合出場できる見込みとなった。現在は2軍調整中で、ビザ手続き後、実戦解禁となる。「メキシコでプレーしていたから実戦勘を戻すのに時間はかからないと思う」と早期昇格に自信を見せた。

 左肩手術の回復が遅れていたアレックス・グラマン投手(32)も、調整の最終段階だ。9日のイースタン・リーグのヤクルト戦では得意のチェンジアップが切れ、1回を3者凡退に抑えた。10日に初めて連投を試す。現在の1軍外国人は守護神シコースキー、先発ローテの許銘傑、チーム打点王のブラウン。いずれも欠かせない役割だが、外国人登録は4人まで。首脳陣は起用法に頭を悩ませそうだ。【柴田猛夫】

 [2010年7月10日8時20分

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