巨人がカード初戦に左右の柱を配置する先発ローテーションを組むことが30日、濃厚になった。好調ヤクルト、3位中日との5試合。グライシンガーが右ひじ痛で離脱したため、東野峻投手(24)を中5日で31日のヤクルト戦に抜てき。29日に1軍登録された藤井秀悟投手(33)を2戦目に起用することになりそうだ。斎藤投手コーチは「(ヤクルト戦は)今日練習に来ている2人でしょう。(藤井は)前半戦くらいの力を発揮してくれると思う」と期待を込めた。

 竜たたきもにらんだ末の再編だ。9月1日に内海を中5日で先発させることも可能だったが、中日との好相性を考慮。今季4戦2勝、2完投(1完封)を誇る実績に、前回の敵地3連敗の雪辱を託す。残りは27試合。終盤戦の戦い方について、原監督は「選手の価値が決まってくる」と力強い言葉で奮起を期待した。

 [2010年8月31日9時27分

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