日本ハムが故大沢啓二氏(享年78)の代名詞だった「親分」を、異例の“永久愛称”とする可能性があることが8日、分かった。胆のうがんでの急逝から一夜明け、多大なる功績に配慮。球団内部では今後、故人をしのぶセレモニーなどを行う検討を開始。その中で「親分」を、ほかの日本ハム球団内、関係者の枕ことばとして引用しないことなどが話題の1つとして挙がった。

 球団関係者は、悼む熱い思いを明かした。「もうほかに、誰も『親分』は付けられない。偉大さを考えれば(同愛称を)使ってはいけないと思いますから」と話した。もちろん愛称の使用は公式に規制はできないため、非公式での“内規”になる。メディアの報道などで例えば「親分2世」または「○○親分」など、同氏を想像するような表現があれば、球団から自主規制を促すことがありそうだ。【高山通史】

 [2010年10月9日9時26分

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