腰をくねらせケガ防止?

 中日吉見一起投手(26)が5日、「コアリズム」を実践していることを明かした。

 「やってみるとけっこう汗が出てきますよ。こんなところの筋肉も使うんだって。残念ながらやってるところをお見せすることはできないですけど…」

 愛知・豊田市内で行われたトークショーで、オフの取り組みを披露した。コアリズムといえば、リズムに合わせて腰をくねらせるエクササイズ。理想的な“くびれ”が出来ると、女性に人気のダイエット方法の1つだ。もちろん、11月15日に右肘手術をした吉見の目的は、ビキニ姿をみせることではない。

 「体を柔らかくしようと思ってるんです。しこも踏んだりしてます。病院で体が硬いと言われたんです。特に股(こ)関節や腰。ボクは体全体で投げるタイプなんで、これじゃ良いパフォーマンスはできない」

 5月に腰、背中を痛め、シーズン終盤は疲労が右肘に蓄積した。体の硬さが1つの原因だったのではと考えている。現在、急激な運動は控えているが、コアリズムは続けている。

 3年連続2ケタとなる12勝をマークしながら日本シリーズで勝ち星を挙げられなかった。11月29日の契約更改では5年目にして自身初の保留。モヤモヤがまだ、残っている。

 「今年は見ていて鈍くさそうだなと思われていたはず。もっとすばしっこさが必要だなと。けがしてなかったら気がつかなかった」

 1年間、大黒柱として働くために腰をくねくね、くねくね-。けがをしない体を作り上げる。【桝井聡】

 [2010年12月6日11時44分

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