来年2月の春季キャンプで、キャンプ地沖縄に与える経済効果が、プロ野球が同地でキャンプを開始した79年以降で最大になる可能性が高いことが11日、分かった。毎年、経済効果を発表している同県の「りゅうぎん総合研究所」が、過去最大となる80億円を超える可能性があると算出した。

 要因は、日本ハムドラフト1位の早大・斎藤佑樹投手(22=早実)と、初の沖縄キャンプを行う巨人の上陸。同研究所の担当者は「過去最大になることは間違いないでしょう。80億円を超えるのではないかと予想しています。そうなってほしいですね」と、早くも興奮を隠せなかった。

 同研究所の算出では、これまではロッテが石垣島にキャンプ地を移し、日本ハムに中田が入団した08年の62億7400万円が最高。今年は54億9400万円と伸び悩んでいた。同担当者は「巨人だけでも19億円の経済効果と試算しています。さらに斎藤投手の人気もすごいですし、楽天は星野監督に代わりましたから」と説明していた。【本間翼】

 [2010年12月12日7時34分

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