阪神は佑ちゃんを打って開幕に弾みをつける。真弓明信監督(57)はオープン戦最終戦での日本ハムドラフト1位早大・斎藤佑樹投手(22=早実)先発を歓迎した。「注目の選手と最後に対戦してうまく打つことができれば、最高のすべり出しになるんじゃないか」とほおを緩めた。

 バリバリの本気モードで対決する。3月25日の開幕ヤクルト戦(神宮)をにらみ、同16日ロッテ戦(千葉マリン)からベストメンバーで6試合を戦う予定。そして最後の日本ハムとのドーム球場3連戦は、開幕前の最終調整が天候に左右されないよう、同監督の要望がかなったものだった。

 「最後は屋根のあるところでしっかりできたらいいなとお願いしていた。たまたま北海道が空いていたのでね」。3連戦では、佑ちゃんに加えてダルビッシュや、開幕戦の相手と目されるヤクルト石川を連想させる左腕武田勝が最後の調整登板を行う可能性が高い。景気付けにも実利にもつながりそうだ。

 [2010年12月15日8時2分

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