超一流の長距離砲からお勉強!

 阪神マット・マートン外野手(29)が30日、キャンプに備えて空路で沖縄入り。前日29日に来日するまで3カ月間の米国生活で、メジャーが誇る強打者をじっくり研究していたことを明かした。

 マートン

 プホルスにバティスタにハミルトン、ボットとか。自分とメジャー選手のフォームを見比べて、左足がついた時の体の位置、手の位置とかの違いをチェックしていたよ。自分のスイングとどう違うのか、イライラする時もあったけどね。前進する時も後退する時もあった。

 昨年10月下旬の帰国時には自身のフォームを収めたDVDを持ち帰った。日本記録のシーズン214安打を達成した昨季から「前進」するため、自分で教材を作成した。

 動画サイトユーチューブやMLBのサイトから超一流打者の映像をゲット。パソコンにダウンロードして、自身との比較でフォーム解析を行ったという。

 09年から、2年連続でナ・リーグMVPのカージナルス・プホルス、昨季同リーグMVPのレッズ・ボット、昨季54本塁打を放ったブルージェイズ・バティスタにレンジャーズ・ハミルトン…。そうそうたる顔ぶれから技術を学び、さらなる進化を狙っている。

 マートン

 キャンプ中は和田コーチ、片岡コーチに教えてもらいながらやっていきたいね。

 大活躍にもおごらず、向上を目指す。ヒットメーカーがメジャーの長距離砲から豪打のエキスを得た。

 [2011年1月31日10時56分

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