中日森野将彦選手会長(32)が16日、セ・リーグが主張する3月25日開幕について「やれと言われれば、選手はやらないといけない」と話した。西脇球団代表から15日の実行委員会の説明を受け「僕としては延期した方がいいと思います。(被災地の)復興が始まった時から開幕すればいいのではないでしょうか」と持論を展開。その上で、球団方針に理解を示した。

 「球団は野球で営業しているわけですし、僕たちはそこから給料をもらっている。選手が『やりたくない』というわがままを通してはいけない。状況が変化しているので、すぐに決める必要はないと思うけど、上が決めたことに従うしかない。今は25日に向けて準備する」。

 今日17日のオープン戦に向けて練習した岩瀬仁紀投手(36)も「僕たちは言われたところでやるしかない。気持ちを保ってやっていきたい」と神妙な面持ち。選手たちは複雑な思いを抱えたまま、開幕への準備を進めている。