交流戦明けは岡田杯争奪戦でスタートよ。オリックスが明日22日に京セラドーム大阪で、シーズン中には異例の紅白戦を実施する。岡田彰布監督(53)の発案で2軍調整中の西、木佐貫、朴賛浩らが登板予定。リーグ戦再開となる24日ロッテ戦(QVCマリン)からは先発を6人で回す構想で、候補を絞るための実戦バトルとなる。「8人のうちの6人やからな」と指揮官が明かしたのは先発候補の頭数。2連戦ずつの交流戦中は金子千、寺原、フィガロ、中山で回した。先発6枠のうち、4人は当確。残る2枠を西、木佐貫、朴賛浩、救援要員だった近藤の4人で争う。

 中でも注目は西だ。体調不良のため「自己管理の問題よ」と岡田監督の逆鱗(げきりん)に触れ、12日に出場選手登録を抹消された。ただここまで5勝を挙げ、春先のチームの苦境を救ってきた。もともと18日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(雁の巣)に投げる予定だったが、雨天中止。「ピッチャーは野手に向けて投げなあかん」(岡田監督)と、ある意味西のために紅白戦を設定した。西もこの日「(体調は)元気です」と語っており、復活が待たれる。

 西、木佐貫、朴賛浩は4~5イニング投げる予定で、結果を出した2人は28日からの西武3連戦(京セラドーム大阪)に先発見込み。ロッテ戦は寺原、フィガロ、金子千で回し、西武戦は競争に勝った2人と中山に先発を任せる。リーグ戦でも貯金を作る。