体調不良を訴えている阪神小林宏投手(33)が「胃腸炎」と診断されていたことが6月30日、明らかになった。29日に福井市のチーム宿舎で37・5度の発熱と下痢の症状を訴え、広島戦に参加せずに大阪に戻った。兵庫・西宮市の病院で胃腸炎と診断された。

 甲子園で行われた全体練習を欠席し、病院で点滴などの治療を受けた。山口投手コーチは練習後、1日の横浜戦(倉敷)について「難しそうやな」と欠場の見通しを立てていた。その後、1日遅れて試合当日に倉敷入りすることが決定。常川チーフトレーナーは出場可否について「状況を見て判断したい」とし、ギリギリまで可能性を探ることになった。今のところ出場選手登録を抹消する予定はないという。ここ6試合連続無失点中と好調な小林宏だけに、欠場となればゲームプランにも影響がおよぶ。