セ・リーグ投手2冠の中日吉見一起投手(27)がCSファイナルステージに向け自信をのぞかせた。30日、ナゴヤドームで練習。「ナゴヤドームでできるのは大きい」と、地の利を強調した。

 リーグ王者は本拠地でめっぽう強い。今季ナゴヤドームでは42勝22敗6分けの勝率6割5分6厘だ。強力投手陣を持つ中日は両翼100メートルの球場の広さを味方にしており、統一球の導入でさらに優位に立ってきた。野手はしぶとく1点を取るスタイルに慣れており、主砲森野も「相手は関係ない。ナゴヤドームで戦うんだもん」とニヤリ笑った。

 この日はシート打撃で川井や中継ぎの河原、三瀬らが登板。打者も主力が全員打席に立ち実戦感覚を磨いた。本拠地で着々と準備を整える。【八反誠】