オリックスが、日本ハムから戦力外になった林昌範投手(28)の獲得に向け、調査を進めていることが19日、分かった。林は現役続行を希望して24日の12球団合同トライアウト(ほっともっと神戸)に参加予定。楽天、ロッテが獲得を検討しているが、オリックスも争奪戦に参戦する構えだ。

 岡田彰布監督(53)はこの日、秋季高知キャンプで、7回以降の継投を任せる3人の投手陣を編成する来季構想を語った。これまでは先発に7回まで任せ、残る2回を平野と岸田で逃げ切る勝ちパターンを確立してきた。2人への負担減を考えてもう1人、信頼できる中継ぎを置く必要性を痛感。阪神時代のウィリアムス、藤川、久保田のJFKトリオのオリックス版で「理想を言えば左やが右3枚でもいい。球に力があれば」と語った。巨人時代に中継ぎ、抑えの実績のある左腕の林を獲得できれば適任の候補になる。