投手のMVPは塚原よ。プロ1年目を終えたオリックス塚原頌平投手(19)の来春1軍キャンプ抜てきが決まった。高知秋季キャンプ打ち上げの20日、岡田彰布監督(53)が「若者らしい、いいボールを投げとる。金子や寺原の横で投げさせたら刺激を受けるし、盗めるものもある」と来春、1軍主力が投球練習を行う沖縄・宮古島のブルペンに2年生を放り込む。

 塚原は、つくば秀英(茨城)2年秋以降の公式戦6戦で58回2/3を投げて60奪三振と、イニング数を上回る奪三振数で注目された。3年夏は最速148キロ右腕に成長し4位指名でプロ入り。今季はウエスタン・リーグ15試合で1勝2敗だった。「(来春は)金子さんたちに見とれてしまわないようにします。昨年までは体重の増減に悩みましたが今年は78キロを維持できた。自己管理の成果と思います」と明かした。育成の星となった高校の先輩、ソフトバンク山田に続く。【堀まどか】