虎党を熱くする「和田の弁」を売り出せ!

 阪神が、来季新スローガン「Go

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 熱くなれ!!」をイメージしたグッズ発売を検討していることが10日、分かった。和田豊監督(49)直筆の「熱くなれ!!」を強調したタオルなどが候補。虎の監督直筆グッズとなれば02~03年に指揮を執った星野監督の「夢」以来となる。

 プレーだけでなくグッズで、和田阪神が甲子園を熱くする。新スローガンに決まった「Go

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 熱くなれ!!」が、早くもグッズに採用される。ポイントは、和田新監督自らが考え異例の直筆部分となった「熱くなれ!!」を強調する点だ。

 現時点ではタオルなどが候補に挙がる。アントニオ猪木の闘魂タオル、矢沢永吉のマフラータオルなど「熱さ」を連想するアイテムは商品化しやすそうだ。

 球団関係者は「監督の直筆を使ったグッズは星野さんの『夢』以来になる」と説明する。02年から2年間指揮を執り、03年に18年ぶりのリーグ制覇を導いた闘将に負けない和田監督の「言葉の力」が、虎党に支持されると見込んでいる。

 新スローガンは3日、ファン感謝デーが開催された甲子園で発表された。そこで和田監督は全国のファンに熱く熱く、こう呼びかけた。

 「我々チームは頂点を目指し、熱く熱く熱く戦います。ファンの方も、タイガースファミリーの一員として、熱く戦いましょう」。すでに12年虎の熱は定着しつつある。グッズの製作、発売がスローガンの浸透を加速させるのは間違いない。球団関係者は和田語録への期待をこう続けた。

 「和田監督の個人グッズとしてはコーチ時代に『虎の意地』という言葉を使ったものがあった。そのリバイバルは検討している。今後は和田監督の言動やメディア発信力を見させていただき、これから監督グッズも作っていきたい」

 11月下旬の球団納会の壇上では選手を「ウサギとカメ」に例え、会場全体の視線をくぎ付けにするあいさつを展開した。就任以来、度々登場する「和田の考え」という表現も、グッズ化候補の1つになりそうだ。首脳陣、ナインだけでなく、ファンも一体となって熱く熱く、7年ぶりのV奪回に突き進む。