阪神ドラフト4位の伊藤和雄投手(22=東京国際大)が4日、埼玉・坂戸市内の東京国際大グラウンドで自主トレを公開。同校監督で広島監督として3度の日本一に輝いた古葉竹識氏(75)の初夢にサプライズ登場したことを明かした。

 「監督の初夢に僕が出てきたらしくて。僕がブルペンで投げて、捕手役の古葉監督が『ナイスボール!』と声をかけて…」

 名監督から投球を絶賛されたとなれば縁起が良い。とはいえ、初夢頼みではない。同校グラウンドのベンチの壁には中日吉見、西武涌井らの投球写真が、クラブハウスにもロッテ唐川らの投球連続写真が貼り付けられている。リリースポイント、体の開き…。「僕は投げ急いでしまうので、ゆったりしたフォームで投げられるように」。勉強は欠かしていない。

 恩師からは12月下旬に「周りを蹴落とすぐらいで誰にも負けないように」と激励された。初夢を吉兆ととらえ、努力を重ねる。