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広島広瀬、ピッチングで自慢の「肩作る」

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自主トレ出発前にマツダスタジアムで荷物整理を行った広島広瀬(撮影・鎌田真一郎)
自主トレ出発前にマツダスタジアムで荷物整理を行った広島広瀬(撮影・鎌田真一郎)

 えっ、ピッチャー広瀬!? 広島広瀬純外野手(32)が6日、自主トレでの「投げ込み」宣言をした。荷物整理のため広島市内のマツダスタジアムを訪れ、自主トレ先の地元大分に移動した。野手がマウンドを使って投球練習を行うのは異例。「肩を作るのには、これが一番いい」と調整法に自信を見せた。10年にはリーグトップの10補殺を記録。ゴールデングラブ賞にも輝いた男が復活する。

 広瀬が復活に向けての、秘策を明かした。3年契約の1年目を迎えるシーズン。自主トレには、育成枠で同郷の山野恭介投手(19)を従えて行く。だが、マウンドに上がるのは本職の山野ではない。外野手の広瀬だ。

 「肩をしっかり作りたい。ピッチングもする。これが一番良い。これぐらいでいいかと思っていたら、なかなか(肩が)出来ないから。去年より、肩を休めたので時間がかかる」

 「強肩」が代名詞だ。自身最多の135試合に出場した10年シーズンはリーグトップの10補殺を記録。同年9月にはJA全農Go・Go賞「強肩賞」を受賞し、初のゴールデングラブ賞にも輝いた。だが、昨季は5月下旬に痛めた右太もも裏痛の影響で、73試合の出場にとどまった。それでも、6補殺をマークするなど自慢の肩は健在だ。

 オフ期間中は、数年前から師事を受けているパフォーマンスコーディネーターの手塚一志氏のもとで動作解析を行っている。今回も新たな発見があった。故障前後の打撃フォームを見比べると、故障明けは体重移動が大きくなりすぎていたという。バランスを崩すと故障の原因になりかねない。野球の動きを網羅するピッチングの中でも、体のバランスを整えていく。

 復活を期す広瀬に、地元も全面バックアップを約束している。佐伯市総合運動公園は、野球場や、プール、トレーニングルームなど施設が充実。そのすべてを、1月下旬までの自主トレ期間中無償で使用することが出来る。

 「そういう人たちの思いにも、恩返ししたい。ベテランの立場だし、体を作らないと試合に出られない」

 危機感を募らせながら、「全力投球」で完全復活をめざす。【鎌田真一郎】

 [2012年1月7日10時34分 紙面から]









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