12年ヤクルトの“開幕投手”は「ジャイアン」赤川克紀投手(21)だ。今季の対外試合初戦、13日の韓国・サムスン戦に先発することが5日、内定した。赤川が初戦に先発するのは4年目で初。荒木チーフ兼投手コーチは「今年やってもらわないと困るピッチャー」と、大きな期待を寄せている。

 この日はブルペンで103球を投げ込んだ。昨季は8月からローテーション入りし、6勝(3敗)を挙げ、CS第1ステージでも勝利。「真っすぐが走ってきたので、変化球のコントロールをつけていきたい」と順調に調整している。

 オフはオリオールズ和田と自主トレを行い、左肩を上げる新フォーム習得に乗り出している。さらに「スリムジャイアン」を目指し、ダイエットにも取り組む。「バランス良く食べて量を減らしてます」。サラダを多くとり、昨季の95キロから92キロまで絞った。体の切れを出すため、90キロを目標に減量している。今日6日もブルペン入りする予定。「今年はやらないといけないと気合が入ります」。オープン戦で結果を残せば、3月30日の本番だって大役を任されるかもしれない。