走れるデホ!

 オリックス李大浩内野手(29=韓国ロッテ)が、194センチ、127キロの巨体で盗塁に意欲を見せた。5日に室内練習場でランニング講習会に参加。陸上400メートルハードルでロンドン五輪出場を目指す秋本真吾(29)の指導を受けた。

 ハードルを使った動きや歩幅を制限されたダッシュなど器用にこなした。秋本に「あの身長、あのウエートであれだけ動けるのはすごい」と評価された。李大浩は、「(講習は)初めて受けた。野球の中で走塁は大事にしている部分だ。まあ50盗塁するために日本に来たわけじゃないけど」と、ジョークを飛ばした。

 他を圧倒する巨体だが、韓国では通算9盗塁、昨年も2盗塁を記録。盗塁に成功した状況を聞かれると、目を見開いた。「単独盗塁だよ!

 理由はファンサービス。日本でも機会があればね。けがをするようなところでやる気はないけど」と不敵に笑った。

 岡田監督は「太ももがごっついもんな。別に足が速くなれとはいわへんけど」と苦笑い。相手バッテリーが無警戒ならば、李大浩のサプライズ盗塁がさく裂するかも。【益田一弘】