50歳まで、やれ!

 阪神桧山進次郎外野手(42)が17日、元阪神監督の野村克也氏(76=楽天名誉監督)から現役最年長記録のススメを受けた。桧山が宜野座キャンプの屋内練習場で練習を行っていると、11年ぶりに古巣を訪れた野村氏がやってきた。その後、食堂で一緒になると、野村節で歓迎された。

 「お前、いくつだ?」。

 「42です」

 「代打だけなら50歳までいけるやろ」

 「まだ、守れますよ」

 「守りは期待していないよ」

 プロ野球の現役最年長記録は、浜崎真二(阪急)の48歳10カ月だが、それを超える50歳現役を目指せというエールだった。

 「桧山には代打なんだから、50歳まで頑張れと言ったよ」。野村監督はそう言って満足そうに引き揚げた。「1年、1年、丁寧にやる。その積み重ねだから」。左鎖骨骨折から復活途上の桧山もそう言って、気持ちを新たにしていた。