え、ピッチャーT!?

 オリックスの大砲T-岡田外野手(24)がブルペン投球に励んだ。高知キャンプ初日の23日にブルペン入り。スローイング強化の一環で、プロ初“マウンド”を踏みしめた。

 豪快なワインドアップからビシビシ剛球を投げ込む…わけにはいかなかった。30球を超えて、ボールが高めに浮いた。捕手が伸び上がるような投球を連発し、約50球で終了となった。

 「スローイングが悪いので。傾斜があるので体は前にいけるんですが、浮いてしまった。疲れてくると高めに浮く。ピッチャーの気持ちがわかりました…」

 アマ時代「投手はかじった程度」ながら、カーブとスライダーが持ち球。履正社高時代は練習試合で投げたこともあるという。久々のピッチングで太ももの筋肉は張ったが、投手心理という収穫もゲットした。

 岡田監督は「肩は普通やで。まあブルペンで投げるとボールの回転とかわかるからな。専門の投手でもシュート回転するわけやから」と分析。今後のブルペン入りは未定だが一石二鳥の練習なら投手T-岡田の再登板もある?【益田一弘】