そら、遊び心が必要よ。オリックス岡田彰布監督(54)が24日、守備の裏技を実演した。高知2次キャンプのサブグラウンドで大引と三ツ俣の特守を45分間、指導。6-4-3の併殺プレーで、85年にダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を獲得した二塁手の位置に入って、珍しい技を実演した。
遊撃からのトスをグラブの外側で受けた。グラブのポケットや内側ではなく、小指と薬指の外側にボールを当て、右手でつかんでスローイングしようとした。実演3回中2回はボールをこぼし「右腕が上がらんかったわ」と顔をしかめたが、意図的に外側を使った。
「昔はオープン戦まで(試合で)やってたよ。公式戦では失敗すると何言われるかわからんからできんかったけど。遊びを持てば、グラブさばきも柔らかくなる。特に二遊間は遊びが必要。格好よりも、とにかく早く放ったらええんや」
指揮官から初めて守備を直接指導された大引は「監督は遊びや遊びと。いかに早くボールを回して一塁までいくかです」と話した。
もちろん、ただの遊びではない。チームで1軍二塁手は後藤、山崎浩の2人。不測の事態に備え遊撃手大引と三ツ俣に準備をさせた形。名手の裏技を見せた指揮官だったが、最後も「右腕が上がらんかった」と悔しそうだった。【益田一弘】



