<オープン戦:ヤクルト3-2阪神>◇25日◇浦添

 阪神の一塁争奪バトルで激しく火花が散った。この日は左翼で出場した「本職」クレイグ・ブラゼル内野手(31)と、一塁に本格挑戦中の城島健司捕手(35)が、そろって適時打を放った。4回だ。まずはブラゼル。ロマンから右前打。「打撃は今日も悪い日じゃなかった」。今キャンプでは金本の休養時を想定して左翼の練習にも取り組んでいる。初回にミレッジの左中間寄りの飛球を堅実につかんだ。「ステップも打球判断もよくなっていくと思うよ」。意欲を見せるものの、目指すところはあくまで一塁レギュラーの死守だ。

 その右前打をネクストバッターズサークルで見ていた城島も負けていない。続いて三塁線を破る適時打。23日の紅白戦では本塁打を放っており、こちらも打撃好調だ。送球を受けた以外の守備機会は、3回2死一塁で畠山が打ち上げた平凡な邪飛だけ。「あれは難しい。強風15メートルだから(実際は微風)。評価してほしい!」と笑った。まれに見るハイレベルの争いは和田監督にとっても、うれしい悩みだ。