日本一軍団が福岡空港をジャックする!?

 ソフトバンク10選手のポスターが福岡空港のボーディングブリッジに掲出されることが27日、分かった。ターミナルから航空機まで搭乗客が乗り降りする際に利用する通路部分で、福岡に到着した場合はお出迎え、出発する場合ならお見送りする格好だ。30日オリックス戦(福岡ヤフードーム)でのシーズン開幕をアピールする球団広告ながら、空港関係者は「九州の玄関口でもあり、昨年日本一のホークスはぴったりの存在」ともろ手を挙げて歓迎した。

 航空機の乗り降り直前に目に入る「ベストポジション」だけにインパクトは十分だ。これまで航空会社の自社キャンペーン広告が掲出されることが多かったが、福岡、九州を代表するソフトバンクから摂津や本多ら自慢の主力10人が送りだされた。

 掲出場所は同空港の中心的存在でもある国内線第2ターミナルで、4本のブリッジに1人2枚ずつ、合計20枚のポスターがずらり。東京や大阪への発着便も多く、空港側は今日28日から約2週間の掲出期間で約30万人が目にすると予想している。九州の顔として1選手あたり3万人のおもてなしを担当する計算だ。

 開幕カードで当たるオリックスは新幹線で福岡入りするが、10日から本拠地で対戦する日本ハムは航空機を利用する。到着直後からビジター感覚を味わってもらい、黒星のお土産とともにお見送りというシーンが見られるかもしれない。