えっ、メッセがストッパー就任!?

 阪神ランディ・メッセンジャー投手(30)は今日17日、ヤクルト戦(ほっともっと神戸)に先発する。昨季は5度連敗を止め、久保と並んでチーム最多タイの連敗ストッパーに君臨した。「もちろん2連敗以上はしたくない。そういう気持ちはあるよ。(連敗中のマウンドでは)ゲームをつくることだけを考えて投げる」と意気込み、今季も序盤から2連敗中の虎にガソリンを注入する。

 今季初登板となった4日ヤクルト戦(神宮)は3回で88球を要し、5失点でKOされた。だが問題はなさそうだ。前回10日広島戦は7回2失点で今季初勝利をあげた。もともと昨季はヤクルト戦8試合に登板して5勝2敗、防御率2・87と好相性。悪いイメージは今回サラリと吹き飛ばす。

 「前回は向こうが良かったんじゃなくて、自分が悪かった。ヤクルト打線は調子がいいわけじゃないと思うよ。神宮では4四球の走者がすべて生還したと思う。でも広島戦ではあまり3ボールにならなかったし、打たせて取れた」。広島戦ではストライク、ボールの判定に納得できず、不満を顔に出し反省。「審判も人間なのでミスはつきもの。彼らに恥をかかせると、もっと自分にマイナスになる」と理解を示すように、通常通りポーカーフェースを貫き快投に結びつけたいところ。球児ばりのストッパー役を演じ、猛虎を再び笑顔に変える。【佐井陽介】