2000安打まであと3本のソフトバンク小久保裕紀内野手(40)が、今日からの地元福岡ヤフードームでの4戦で決める。まずは「火、水(曜日)全力でいく」と宣言していた広島との2連戦。相手先発はバリントン、左腕斉藤と続く。

 周囲も“その瞬間”に向けて援護する。今日の先発山田大樹投手(23)は昨年5月12日オリックス戦(福岡ヤフードーム)で小久保が400号本塁打を放った時も先発マウンドに立っていた縁がある。その時は敗戦投手となっただけに「勝った試合で打ってもらいたい。ゼロで抑えられれば一番いい」ときっぱり。今季初の中5日登板でしっかり勝利を演出することを誓った。

 地元の期待も盛り上がってきた。球団関係者は「(いずれも3万人を超えた)昨年の広島戦よりもチケットは多く売れています。22日の方が動きがあります」と話し、25日からの阪神戦では26日土曜のチケットが残り少なくなっている。

 1000安打も1500安打も舞台は福岡だった。ビジター10試合で7安打と順調に減らしてきた小久保自身も「福岡で決める」と気合をみなぎらせる。ファンの待つ地元での2000安打の瞬間はもうすぐだ。【石橋隆雄】