写真週刊誌「フライデー」で女性問題を報じられ、2軍で調整中の西武涌井秀章投手(25)が、リーグ戦再開となる22日のオリックス戦(県営大宮)から1軍に帰ってくる。16日、西武ドームで緊急会見が開かれ、飯田専務は今後の実戦登板を許可すること、前日15日に居郷社長が涌井本人に厳重注意を行ったことを発表。会見に臨んだ涌井は「できるだけ早く信頼を取り戻せるように、プライベートでも西武のエースとして、しっかり自覚を持って行動していきたいと思います」と話した。

 5月18日発売の「フライデー」に、福岡・中洲のホステスAさんが撮影したベッド上での寝顔写真などが掲載。球団側は野球人、西武のエースとしての品格を問題視し、同22日に2軍降格を決めた。降格後は実戦登板を禁止され、ブルペン投球のみで調整。飯田専務らが、数回話し合いの場を設け、野球人としての在り方を示した。

 同専務が「認識を持ってもらう時間が実際かかっている」と話したように、約1カ月の時間を要した。復帰後の涌井について、渡辺監督は「最後の1イニング」と守護神を任せる方針。涌井は19日のイースタン・リーグ、DeNA戦(西武第2)で実戦復帰し、連投テストを経て、1軍に合流する。