ドラフト1位が4人も戦力外に!

 オリックスは4日、神戸市内の選手寮「青濤館」で9選手に対して戦力外通告を行った。西川雅人投手(30)長峰昌司投手(28)柴田亮輔内野手(25)森山周外野手(31)荒金久雄外野手(34)丹羽将弥外野手(23)と、育成選手の延江大輔投手(23)甲斐拓哉投手(21)小林賢司投手(27)が通告を受けた。

 大粛清に、ドラフト順位は関係なかった。丹羽、延江、甲斐、小林はドラフト1位で入団しており、異例の4人同時解雇となった。村山球団本部長は「プロ野球の世界なので指名順位の高い選手に期待はしたが、ウチの現有戦力からいうと、選手として来季は契約できないということ。一概にドラフト1位どうこうではない。結果としてそうなった」と説明した。第2次の戦力外通告についても「ドラフトなどもあるので」と含みを持たせた。

 球団は2日に北川、鈴木に選手として契約を更新しない旨を伝えており、これで育成選手を含めて合計11人。昨季の10人に続く2桁到達となった。西川、長峰、森山、丹羽、延江は現役続行を希望。柴田、荒金は未定。甲斐、小林は現役を引退する。【益田一弘】