左肘を痛めている日本ハム吉川光夫投手(24)が9日、札幌市内の病院でメディカルチェックを受けた。MRIとCTスキャン、エックス線で精密検査を行い、左肘内側側副靱帯(じんたい)の炎症と診断された。当面は左肘に負担の掛かるトレーニングは控える見込みだ。栗山監督は最悪の場合を想定し、「かなり投げられないと聞いている。来年1月くらいまではじっくりいって、ボールを投げるのが3月頭くらいかな」と説明した。来春のWBCはもちろん、開幕に間に合わない可能性も出てきた。吉川は今季、25試合に先発し、14勝5敗でリーグ制覇に貢献。防御率1・71で初タイトルを獲得。栗山監督は「12月から動ければ開幕には間に合うだろうし、細かく様子を見ながらやっていくしかない」と話した。