楽天川口隼人外野手(27)が結婚することが13日、分かった。お相手は山梨学院大の1年後輩にあたる神内友希(じんない・ゆうき)さん(26)。栃木・日光の社会人フィールドホッケーチーム「グラクソ・スミスクライン」で、FWとしてプレーする選手だ。近く婚姻届を提出する。種目は違えど、アスリート同士のカップルが誕生する。

 川口は、友希さんと大学2年のころも付き合っていた。当時は短期間ですれ違ってしまったが、昨夏、運命の再会を果たす。2軍の遠征先の横浜。同じく遠征で来ていた友希さんに「久しぶりに会ったら、きれいになってました」とほれ直した。ほどなく結婚を決意。「同じスポーツ選手として、僕の気持ちをすごく分かってくれる。一緒にいると、いつもニコニコ。そんなにうれしく思ってくれてるんだと。それが、うれしいですね」。心の支えを見つけた。

 2年目の昨季は、開幕前に支配下選手登録を手にしたが、1軍デビューはかなわなかった。友希さんは現役を引退し、3月からは仙台で一緒に暮らす。川口は「スポーツ選手同士、どんな子どもが生まれるか楽しみです」と笑った。最高のパートナーとともに、勝負の3年目を戦う。

 ◆川口隼人(かわぐち・はやと)1985年(昭60)8月7日生まれ。神奈川・相模原市出身。大月短大付、山梨学院大からOBC高島、滋賀・高島ベースボールクラブを経て、10年育成ドラフト3位で楽天入団。昨季開幕前に支配下選手登録された。元巨人川口寛人は双子の兄。171センチ、71キロ。右投げ左打ち。