オリックスがキャンプ初日の1日、ぼや騒ぎに巻き込まれた。宮古島市民球場で特打が行われていた午後3時15分頃、球場北側のサトウキビ畑から出火したとの通報が宮古島市消防署に入った。農家の男性が枯れ葉を燃やしていたところ、風にあおられて燃え広がったという。結局約5000平方メートルが焼けた。消防車3台が出動して約1時間後に消し止められた。

 けが人はなかったが、ロッカールームにいた伊藤は驚きの表情を浮かべた。「びっくりした。消防車の音がしたと思ったら止まって。ロッカーでもみんな『おいおい』って感じだった。ちょっといろいろ起こりすぎでしょう」。先月29日に死体遺棄犯が宮古島で確保され、31日には沖縄本島と宮古島間の公海上を中国海軍の艦艇3隻が通過。穏やかな南国の島で、相次いで騒ぎが起きている。

 波乱のスタートとなったが、グラウンド内は順調そのもの。初日のメニューをきっちり、消火ならぬ消化していた。【池本泰尚】