NPB(日本野球機構)は中日マット・クラーク内野手(26=パドレス3A)の薬物騒動について、現時点で処分しない方針を示した。下田事務局長は中日から1日に報告を受けたことを明かし「警察と相談してしっかりやってほしいと伝えた」と話した。持病の治療薬に日本で禁止薬物に指定されるアンフェタミンが含まれている可能性があるとクラークが自己申告。沖縄県警が行った尿検査と薬への簡易検査で検出されず「何も出ていない」と、処分する状況にないとの認識だった。クラークは4日、通常メニューを消化。代用薬を処方してもらう予定だったが、米国からカルテが届かず診察が持ち越しになった。「体調自体はいいよ」と話した。